BASEでネットショップを運営している方の多くが使っているクラウド会計ソフト「freee」。
実はこの2つ、API連携を使えば記帳がとてもスムーズになります。
この記事では、BASEとfreeeを連携させた記帳の流れと、注意点についてわかりやすく解説します。
このページの目次
🔗 BASE売上はfreeeに自動連携できる!
freeeは銀行やクレジットカードとの連携が有名ですが、なんとBASEの売上もAPIで自動連携が可能です。
この連携を行うことで、以下の情報が自動でfreeeに取り込まれます。
- 📦 注文情報(受注日、注文番号、金額など)
- 🛍 商品の明細
- 💸 各種手数料(BASE簡単手数料、振込手数料、おいそぎ手数料など)
さらに、BASEの振込先口座(たとえばGMOあおぞらネット銀行など)をfreeeと口座連携しておけば、実際の入金情報も自動で取り込まれます。
💼 記帳の流れ
API連携を設定すると、BASEの注文情報がfreeeに「取引」として登録されるようになります。
仕訳のイメージはこんな感じです。
- 売上高:注文金額(税込)
- 支払手数料:BASEに引かれる各種手数料
- 入金額:freeeと連携した口座に入金された金額
これにより、記帳作業の手間がかなり軽減されます。売上のつけ忘れや手数料の計上漏れも防げるのがポイントです。
⚠️ 注意点:注文日ベースで連携される!
BASEとfreeeのAPI連携は注文日ベースでの連携です。
そのため、特に期末や返品対応の際には、以下のような点に注意が必要です。
- 📅 期末に発送していない注文がある場合
注文日ベースで売上が計上されてしまうため、発送基準(出荷基準)で売上を計上している事業者は、期末に売上の調整仕訳が必要です。 - 🔄 返品・キャンセル対応
一部の返品やキャンセル情報は自動連携されないことがあります。内容を確認し、必要に応じてfreee上で修正を行いましょう。一般的には連携している銀行の出金(返金)明細を「売上返品高」として登録するのがよいでしょう。 - 💰 手数料と入金額の確認
自動仕訳で手数料が計上されますが、実際の入金金額とのズレがないか、銀行口座の明細と照合する習慣をつけると安心です。
✅ まとめ
BASEとfreeeのAPI連携を活用すれば、日々の記帳作業はグッと楽になります。
ただし、連携はあくまで「注文ベース」で行われるため、期末やイレギュラーな取引には柔軟な対応が必要です。
EC事業の会計処理をしっかり整えたい方、記帳の効率化を図りたい方は、ぜひ一度専門家にご相談ください。

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