こんにちは、西宮のなかがわまみ税理士事務所です。
今回は「交通費の記帳」に関するお話です。特に、クラウド会計ソフト「freee会計」を使っている方に向けて、効率よく・正確に交通費を処理するためのポイントをまとめました。
このページの目次
■ 交通費も「自動連携」でラクになる!
freee会計では、多くの決済サービスと連携することで、交通費などの支出を自動で取り込むことができます。たとえば、以下のようなサービスが連携可能です。
- クレジットカード(VISA、Mastercard、JCBなど)
- 交通系ICカード(Suica、PASMO、ICOCAなど)※一部条件あり
- モバイル決済(PayPay、楽天ペイなど)
- スマホ決済アプリ(Apple Pay、Google Pay 経由の明細)
- 銀行口座(ゆうちょ、三井住友、楽天銀行など)
これらをfreeeと連携しておくことで、手入力の手間が大幅に削減されるのが大きなメリットです。
■ ICOCAは連携できる?できない?
関西圏でおなじみのICOCAについても、記帳方法に注意が必要です。
- ✅ スマートICOCA(ICカード型):連携可能
- freeeと連携可能なので、利用明細が自動でfreeeに取り込むことができます。
- ❌ モバイルICOCA(スマホアプリ版):連携不可
- 現時点では、モバイルICOCAのチャージ履歴や利用履歴はfreeeと直接連携できません。
- 利用履歴を手動で管理する必要があります。
したがって、交通費をできるだけ自動で処理したい方は、スマートICOCAの利用がおすすめです。
ちなみに、関東圏で使われるSuicaについてはモバイルSuicaも対応しているようです…早くモバイルICOCAも連携してほしい・・・。
■ 記帳でよくある間違い・注意点
交通費に関して、記帳時によくあるポイントをいくつかご紹介します。
● チャージ=経費ではない!
交通系ICカードへのチャージ自体は経費ではありません。チャージは「口座振替(現金➡ICOCA等)」として処理し、実際に交通機関を利用したときに「旅費交通費」として計上します。
● 個人利用との混同に注意
プライベートと業務用の交通費が混ざらないよう、できれば業務用にICカードや決済手段を分けて管理するのがベストです。
■ まとめ
交通費の記帳は、「freeeとの連携」「使う決済サービスの選択」「チャージ処理の理解」で効率化できます。とくに、スマートICOCAのように連携可能なサービスをうまく活用すれば、日々の記帳業務がぐっと楽になります。
不明な点や、freeeの設定に関してお困りの方は、お気軽に当事務所までご相談ください!

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