ETC付きクレジットカードの明細をfreeeに連携させると、
—-「取り込んだはずのデータが後日書き換わった」—-
—-「トップ画面に明細が変更になったとアラートが出ている」
というご相談をよくいただきます。
原因はETC特有の問題とfreeeの同期仕様が関係しており、仕組みを知っておけば慌てずに対応できます。本記事では、同様のトラブルをサポートしてきた税理士の実務経験を交え、アラート対応の手順と運用のコツをまとめました。
このページの目次
ETC明細が後から変わる理由
- 速報データから確定データへの置き換え
ETC通行料はカード会社に届くまで最大二か月かかります。最初に取り込まれるのは未確定の速報データで、確定後に同じ取引IDで上書きされます。 - 同日複数利用の集約
同じ日、同じ IC 出口の通行料をカード会社が一行にまとめ直すことがあり、その際に freee が変更を検知します。 - 割引・訂正の後付け
深夜割引やルート修正で金額が変わると、請求額が更新され freee にも反映されます。
freeeトップ画面にアラートが出たら必ず確認
freeeは変更を検知するとホーム画面最上部に黄色い注意文を出します。

ここをスルーすると帳簿とカード残高が食い違い、誤った金額が計上されてしまうので、必ず明細に内容を確認しましょう。
【アラート対応の流れ】
- 注意文のリンク「明細の一覧」をクリックし、内容をっかう人
- ガイダンスに沿って対応する
一般的には、登録済みの明細を一度削除(登録解除)します。
不安なときは、元のクレジット明細を見て、正しい明細の金額を確認すると安心です。
ETC明細の場合は、速報データ時点で登録してしまい、後日置き換えられた確定データで再登録すると、二重計上されることがあります。
確定データに置き換えられた後、速報データは「対応する明細がありません」とfreeeでエラー警告されるので、明細削除することになると思われます。
よくある質問
Q. アラートを無視するとどうなる?
A. 旧金額の仕訳が残ってしまいます。ETCの速報値と確定値で二重に経費が計上されてしまいます。
Q. 速報を取り込まずに確定だけ取り込みたい
A. 速報段階ですぐに登録せず、確定後登録すれば二重計上を防げます。
まとめ
ETC明細は「後から変わるもの」と理解し、freeeのトップ画面のアラートをよく確認しましょう!
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