Archive for the ‘freee’ Category

弥生会計とクラウド会計、どっちを選ぶべき?税理士が徹底比較

2025-05-14

会計ソフトの選び方に迷っていませんか?「弥生会計」「freee」「マネーフォワード」など、数あるソフトの中でどれが自分に合うのか悩む事業者の方は多いです。

本記事では、実際に会計ソフトを業務で日々使用している税理士の立場から、弥生会計 vs クラウド会計を徹底比較し、それぞれの特徴と向いている人のタイプをわかりやすくご紹介します。

クラウド会計とは?

クラウド会計とは、インターネット上で利用できる会計ソフトのこと。インストール不要で、どの端末からでもアクセスできるのが特徴です。代表的なクラウド会計ソフトには、以下の2つがあります:

  • freee(フリー)
  • マネーフォワード クラウド会計

一方、弥生会計はインストール型ソフトとして長年の実績があります。

【比較】弥生会計 vs クラウド会計

項目弥生会計マネーフォワードfreee
タイプインストール型 or クラウドクラウドクラウド
操作スピード◎(動作が早い)△(やや遅い)△(やや遅い)
銀行・決済連携△(少なめ)◎(連携先が豊富)
操作性(初心者向け)△(仕訳知識が必要)△(ある程度の知識が必要)◎(スマホ対応・直感的操作)
スマホ対応×
税理士対応◎(対応事務所が多い)△(対応事務所が少ない)
自動化・効率化機能△(限定的)◎(自動仕訳、請求書連携など)

【弥生会計】の特徴と向いている人

🟢 インストール型は動作が早く、大量の仕訳にも強い

  • 仕訳入力に慣れている方や、処理量が多い法人におすすめ。

👍 データ管理やPC依存には注意が必要

  • インストール型はそのPCでしか作業できないため、パソコンが故障するとデータ消失のリスクがあります。
  • オンライン型の弥生(やよいの青色申告オンラインなど)は、freeeやMFに比べて機能性・操作性がやや劣ります。

【マネーフォワード】の特徴と向いている人

👍 銀行・クレカ・ECサイトなどとの連携が非常に多い

  • Amazon、楽天市場、Squareなどとの連携が豊富。データ取得の自動化に優れており、業務効率を重視する人に向いています。

freeeに比べると初心者にはやや不親切

  • 操作性や機能設計がやや複雑なため、設定に慣れるまでは工夫が必要
  • スマホでの操作もfreeeほど直感的ではない

【freee】の特徴と向いている人

👍 スマホでもさくさく記帳、初心者にやさしい設計

  • 請求書発行・経費精算・給与計算などの操作がスマホで完結することも可能。
  • 会計知識がなくても記帳しやすいUI。

従来型の会計ソフトと考え方が全く異なる

  • 独自の仕組みで帳簿が作成されるため、freeeに対応していない税理士も多いのが現状。
  • 入力は簡単でも、正しい帳簿になっていないケースが多々ある

税理士の視点から見る「おすすめの選び方」

  • パソコン作業が得意な経理担当がいる場合:弥生会計
  • スマホで手軽に記帳したい・業務の自動化をしたい場合:freee 
  • ECサイトや金融機関との自動連携を重視したい場合:マネーフォワード

ソフト選びは「どちらが優れているか」ではなく、どちらが自社の体制や目的に合っているかで判断することが大切です。

まとめ:迷ったら税理士に相談を

会計ソフトの導入や乗り換えは、一度始めると簡単には戻せません。 自社の事業規模・人員・経理の知識レベルに応じて、最適な選択をしたいところです。

当事務所では、freee・マネーフォワードに対応しており、それぞれの特徴を踏まえた導入支援も可能です。

会計ソフト選びに迷っている方は、お気軽にご相談ください。無料相談も受付中です!

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マネーフォワードを知り尽くす税理士が本音で語る「ここがイマイチ!」

2025-05-03

こんにちは、西宮のなかがわまみ税理士事務所です。

実は以前、マネーフォワード専門の税理士事務所に勤務していた経験があります。そのため、機能のクセや特徴はかなり把握しているつもりです。

ただ正直に申し上げると、現在はfreeeの方をメインに使用しています。もちろんマネーフォワードがダメというわけではありません。でも、あえて言うなら「こうだったらもっと使いやすいのに…!」という点があるのも事実。

今回はそんなマネーフォワードを知り尽くした税理士の立場から、忖度なしで“イマイチな点”と“やっぱり便利な点”をまとめてみました。

❌ここがイマイチ

📱アプリがバラバラで管理が煩雑

給与・会計・年末調整・経費精算など、すべてが別の独立したソフトです。そのため、それぞれのソフトごとにメンバーの権限設定や科目の設定をしなくていけないのが非常に面倒。
例えば会計側で「書籍費」として科目を作っても、経費精算ソフト側には自動反映されず、各ソフトで同期設定をしなければいけません

⚠システムトラブルが意外と多い

確定申告時期に半日ログインできなかったり、月末に請求書作成ができないなど、タイミングの悪いところでエラーが起きやすい印象があります。

🧹科目の編集がとにかく不便

一度でも使った科目は削除できず、設定変更の自由度が低いです。また、取引登録画面から科目の追加ができず、わざわざ設定画面まで戻る必要があります。(ちなみにfreeeはその場でタグや科目を追加可能で、かなり便利です)

👀UI・設計が直感的でない

特に年末調整や社会保険の画面は、マニュアルを見ないと毎回戸惑う…。一度使えば慣れる、というタイプのUIではないと感じます。

また、連携したクレカや銀行口座の取引一度登録すると、自動的に裏で「自動登録ルール」なるものが登録されるのがマネーフォワードの特徴です。一見便利ですが、毎月異なる文言の明細「水道代〇月分」等は毎回登録する必要があったり、自動登録ルールが膨大にできてしまってメンテナンスが大変、という使いにくさもあります。

📂電子帳簿保存法の対応がオプション制

マネーフォワード経費では、電子帳簿保存法に対応するために別途オプション加入が必要。ここは残念なポイントです。

⭕ここはやっぱり便利!

🔗連携サービスが圧倒的に強い

マネーフォワードはもともと家計簿アプリとしてスタートしているため、金融機関・クレジットカード・ECサイトとの連携が非常にスムーズ。データ自動取得は大きな強みです。

特にECサイト運営される方は、freeeよりもマネーフォワードの方が連携しているプラットフォーム数が多いのでお勧めかと思います。

👥対応できる税理士が多い

freeeは独特な仕様ですが、マネーフォワードは弥生など従来型会計ソフトに近い構成のため、対応できる税理士事務所が比較的多い傾向にあります。

🏢マネーフォワード会社設立は使いやすく高評価

「マネーフォワード会社設立」は無料で使える法人設立支援ツール。設立登記に必要な書類が一式作れるので、司法書士に頼らず自力で設立したい方におすすめです。

最後に:freeeの本音レビューも見たいですか?

今回は「マネーフォワードのイマイチな点&便利な点」について、税理士目線でお話ししました。

もしこの記事が好評であれば、次回は「freeeのここがちょっと…でもここが最高!」というfreee版・忖度なしレビューも書いてみようと思います。

無料相談受付中|お気軽にご相談ください

税金や経理のことだけでなく、
「ちょっとお金のことで不安がある」
「経営の今後について誰かに相談したい」
そんな時に、まず思い浮かべてもらえる税理士でありたいと考えています。

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初回のご相談は無料で承っております。オンライン面談にも対応していますので、全国どこからでもお気軽にご連絡いただけます。

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「税理士丸投げ」から卒業しませんか?

2025-04-28

~自計化サポートプログラムのご案内~

こんにちは、なかがわまみ税理士事務所です。
今回は、経理を「税理士に丸投げ」している方に向けて、自計化のメリットと、当事務所のサポート内容についてご紹介します。

① 税理士に丸投げするデメリット

「経理はよく分からないから全部税理士に任せたい」
そんな声をよく耳にしますが、実は丸投げには大きなリスクも潜んでいます。

  • リアルタイムで業績が分からない
     → 売上や経費の動きを把握できず、資金繰りが後手に回る。
  • 試算表を見てもピンとこない
     → 数字の背景がわからないため、経営判断に活かしづらい。
  • 帳簿作成費用が高くなる
     → 記帳代行費が毎月かさみ、ランニングコストが上がる。

経営にとって「今の数字」を把握することは、何よりも大切な武器になります。
そのためにも、自社で数字を管理できる「自計化」がとても重要です。

② 自計化のメリット

  • リアルタイムに経営状況を把握できる
  • 資金繰りや利益の予測が立てやすい
  • 売上や経費の異変に早期に気づける
  • 税理士費用のコストダウンにもつながる

特に、freeeやマネーフォワードなどのクラウド会計ソフトを活用すれば、スマホひとつでスキマ時間に経理作業が完了。
忙しい1人社長や、経理経験ゼロの方でも、意外と簡単に「経理担当者」になれる時代です。

③ なかがわまみ税理士事務所の自計化サポート

当事務所では、平均3ヶ月で自計化できるサポートプログラムをご用意しています。

進め方一例(進め方は業種や習熟度によって異なります)

  • 【1ヶ月目】売上管理・登録方法をマスター
  • 【2ヶ月目】経費入力と領収書管理をマスター
  • 【3ヶ月目】在庫管理や給与明細の見方をマスター

月ごとにテーマを決めて、「今月はこれだけやればOK」というペースで、無理なく進めていきます。

自計化後のサポート

  • イレギュラー取引(例:返品処理、車両購入、保険加入など)は、当事務所がサポート
  • 経理でつまずいたときも、LINEやビデオ面談で随時ご相談いただけます

料金(税抜)

  • クラウド会計導入支援:顧問契約あり30,000円、顧問契約なし70,000円
  • 月額顧問料:月額18,000円~
  • 自計化完了後の顧問料も、記帳代行が不要な分、通常より割安に設定しています。

(※詳細な料金プランはこちら

④ 自計化を達成したお客様の声

■小売業(マイクロ法人)
「月ごとにテーマを決めて進めていくので、焦らず進められたのが良かったです。ただ、在庫棚卸は正直、思ったより大変でした(笑)。でも、一度整えたらあとはルーティンになり、売上や利益の数字に対して自分の意識が変わりました。」

■経理未経験・アパレル業
「最初は不安でしたが、freeeの便利機能と、なかがわ先生の丁寧なサポートのおかげで、スマホでスキマ時間に経理ができるようになりました!わからないときは気軽にLINEで聞けるので安心です。」

■経理未経験・IT&コンサル業
「自分で入力するので、リアルタイムで試算表が見られるようになり、月次の売上目標の管理や、資金繰りの見通しが立てやすくなりました。」

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【西宮の女性税理士】 BASEショップのfreee記帳ガイド

2025-04-16

BASEでネットショップを運営している方の多くが使っているクラウド会計ソフト「freee」。
実はこの2つ、API連携を使えば記帳がとてもスムーズになります。

この記事では、BASEとfreeeを連携させた記帳の流れと、注意点についてわかりやすく解説します。

🔗 BASE売上はfreeeに自動連携できる!

freeeは銀行やクレジットカードとの連携が有名ですが、なんとBASEの売上もAPIで自動連携が可能です。
この連携を行うことで、以下の情報が自動でfreeeに取り込まれます。

  • 📦 注文情報(受注日、注文番号、金額など)
  • 🛍 商品の明細
  • 💸 各種手数料(BASE簡単手数料、振込手数料、おいそぎ手数料など)

さらに、BASEの振込先口座(たとえばGMOあおぞらネット銀行など)をfreeeと口座連携しておけば、実際の入金情報も自動で取り込まれます

💼 記帳の流れ

API連携を設定すると、BASEの注文情報がfreeeに「取引」として登録されるようになります。

仕訳のイメージはこんな感じです。

  • 売上高:注文金額(税込)
  • 支払手数料:BASEに引かれる各種手数料
  • 入金額:freeeと連携した口座に入金された金額

これにより、記帳作業の手間がかなり軽減されます。売上のつけ忘れや手数料の計上漏れも防げるのがポイントです。

⚠️ 注意点:注文日ベースで連携される!

BASEとfreeeのAPI連携は注文日ベースでの連携です。
そのため、特に期末や返品対応の際には、以下のような点に注意が必要です。

  • 📅 期末に発送していない注文がある場合
    注文日ベースで売上が計上されてしまうため、発送基準(出荷基準)で売上を計上している事業者は、期末に売上の調整仕訳が必要です。
  • 🔄 返品・キャンセル対応
    一部の返品やキャンセル情報は自動連携されないことがあります。内容を確認し、必要に応じてfreee上で修正を行いましょう。一般的には連携している銀行の出金(返金)明細を「売上返品高」として登録するのがよいでしょう。
  • 💰 手数料と入金額の確認
    自動仕訳で手数料が計上されますが、実際の入金金額とのズレがないか、銀行口座の明細と照合する習慣をつけると安心です。

✅ まとめ

BASEとfreeeのAPI連携を活用すれば、日々の記帳作業はグッと楽になります。
ただし、連携はあくまで「注文ベース」で行われるため、期末やイレギュラーな取引には柔軟な対応が必要です。

EC事業の会計処理をしっかり整えたい方、記帳の効率化を図りたい方は、ぜひ一度専門家にご相談ください。

【西宮の税理士】美容師ハサミのfreeeへの登録方法を解説

2025-04-14

~10万円で分かれる税務の取り扱い~

美容師さんにとって「ハサミ(シザー)」は命ともいえる大切な仕事道具。税務上、このハサミを購入した場合の会計処理は金額や申告方法によって大きく異なります

この記事では、ハサミの金額別の処理方法や、freee会計ソフトでの登録方法まで、わかりやすく解説します。

1.10万円以下のハサミ ⇒「消耗品費」

購入金額が税込10万円未満(税込経理の場合)であれば、原則としてその年の経費として処理可能です。勘定科目は【消耗品費】を使います。

例:

  • ハサミ代:88,000円(税込)
  • 勘定科目:消耗品費
  • 処理方法:購入日に全額経費計上

2.10万円以上のハサミ ⇒「固定資産(器具備品)」

購入金額が税込10万円以上の場合は、原則として固定資産(器具備品)として計上し、数年にわたって減価償却する必要があります。

耐用年数の目安:

  • 器具・備品→ 5年

例:

  • ハサミ代:132,000円(税込)
  • 勘定科目:器具備品
  • 減価償却方法:定額法(個人の場合)
  • 耐用年数:5年(毎年26,400円ずつ経費に)

3.青色申告者は30万円未満なら一括経費化も可能

青色申告をしている方は、10万円以上30万円未満の固定資産について、少額減価償却資産の特例を使えば、購入年に全額を経費にできます。

条件:

  • 青色申告者であること
  • 1年間で300万円までの合計額に限る

例:

  • ハサミ代:165,000円(税込)
  • 勘定科目:器具備品
  • 備考:少額減価償却資産として処理 → 全額その年の経費に

4.freeeでの登録方法

10万円未満(消耗品費)の場合

  1. 取引登録画面で「支出」→「経費」から入力
  2. 勘定科目:「消耗品費」
  3. 内容:「美容ハサミ購入」などで登録

10万円以上30万円未満(少額減価償却資産)の場合

  1. 「固定資産の登録」から「器具備品」を選択
  2. 「取得価額」「取得日」を入力
  3. 減価償却方法:「 少額減価償却資産」を選ぶ(freeeの判定機能に従えばOK)

30万円以上(通常の固定資産)の場合

  1. 上記と同様に「固定資産の登録」
  2. 減価償却方法は「定額法(原則)」を選択
  3. 耐用年数は「5年」で登録

5.実務での注意点

  • セット販売の場合、1本ごとに金額が明確なら、1本単位で判定してもOK
  • 中古品は耐用年数が短くなる場合があるので注意

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【freee活用Tips】「〇〇カードで、既に作成済みの明細に変更がありました」って何?対応方法を解説!

2025-04-12

最近、freeeのホーム画面にこんな表示が出ていませんか?

「〇〇カードで、既に作成済みの明細に変更がありました。明細の一覧から、変更を反映するか選択してください」

このメッセージ、見かけても「なにこれ?無視していいの?」と思った方もいるのではないでしょうか?
この記事では、この表示の意味と、具体的な対応方法を分かりやすく解説します。

🔍 このメッセージの意味とは?

これは、カード会社や銀行の明細に修正が入り、freee上で登録済みの取引と差異が生じている場合に出るアラートです。

たとえば…

  • 金額が修正された(仮の明細 → 確定データ)
  • 利用日が変更になった
  • 表記が変更された(例:「AMAZON」→「Amazon Japan」)

このようなケースで、帳簿と明細の整合性が崩れていないか確認してほしいという意味で表示されます。

🛠 どう対応すればいいの?

ホーム画面のメッセージをクリック、または「取引」→「明細の一覧」を開くと、該当の明細の右側に次のような対応ボタンが表示されます。

✅ 【変更を反映】

一度取引登録を解除して、明細の内容を最新の情報で再登録します。通常はこちらの対応でOKです。

🗑 【変更を破棄】

現在の登録内容をそのまま維持します。freee上の登録と明細がずれていても、あえて変更しない場合に選択します。

🔁 登録済みの明細の対応方法(取引登録を解除)

「変更を反映」や「破棄」以外にも、一度登録した取引を見直して再登録したいときには、以下の手順で対応できます。

🔧 再登録のステップ

  1. 明細一覧で該当明細をクリック
  2. 右上にある【取引登録を解除する】をクリック
  3. 明細の状態が「登録待ち」に戻る
  4. 改めて内容を確認し、再度登録

この方法なら、登録済みの仕訳内容をいったんリセットできるので、正確な取引登録にやり直したいときに便利です。

⚠️ 放置するとどうなる?

この通知を無視すると、帳簿と実際の取引明細がズレてしまい、後々の修正や消込作業に手間がかかることも…。
違和感がある場合は、早めに確認・対応することをおすすめします。

✍️ まとめ

  • この表示は「明細が変更された」サイン
  • 「反映」sる場合は一旦登録解除&再登録で対応
  • 放置すると帳簿と実データがズレる可能性あり!

【freee活用】交通費の記帳、どうしてる?ICOCAの注意点

2025-04-11

こんにちは、西宮のなかがわまみ税理士事務所です。

今回は「交通費の記帳」に関するお話です。特に、クラウド会計ソフト「freee会計」を使っている方に向けて、効率よく・正確に交通費を処理するためのポイントをまとめました。

■ 交通費も「自動連携」でラクになる!

freee会計では、多くの決済サービスと連携することで、交通費などの支出を自動で取り込むことができます。たとえば、以下のようなサービスが連携可能です。

  • クレジットカード(VISA、Mastercard、JCBなど)
  • 交通系ICカード(Suica、PASMO、ICOCAなど)※一部条件あり
  • モバイル決済(PayPay、楽天ペイなど)
  • スマホ決済アプリ(Apple Pay、Google Pay 経由の明細)
  • 銀行口座(ゆうちょ、三井住友、楽天銀行など)

これらをfreeeと連携しておくことで、手入力の手間が大幅に削減されるのが大きなメリットです。

■ ICOCAは連携できる?できない?

関西圏でおなじみのICOCAについても、記帳方法に注意が必要です。

  • スマートICOCA(ICカード型):連携可能
    • freeeと連携可能なので、利用明細が自動でfreeeに取り込むことができます。
  • モバイルICOCA(スマホアプリ版):連携不可
    • 現時点では、モバイルICOCAのチャージ履歴や利用履歴はfreeeと直接連携できません。
    • 利用履歴を手動で管理する必要があります。

したがって、交通費をできるだけ自動で処理したい方は、スマートICOCAの利用がおすすめです。
ちなみに、関東圏で使われるSuicaについてはモバイルSuicaも対応しているようです…早くモバイルICOCAも連携してほしい・・・。

■ 記帳でよくある間違い・注意点

交通費に関して、記帳時によくあるポイントをいくつかご紹介します。

● チャージ=経費ではない!

交通系ICカードへのチャージ自体は経費ではありません。チャージは「口座振替(現金➡ICOCA等)」として処理し、実際に交通機関を利用したときに「旅費交通費」として計上します。

● 個人利用との混同に注意

プライベートと業務用の交通費が混ざらないよう、できれば業務用にICカードや決済手段を分けて管理するのがベストです。

■ まとめ

交通費の記帳は、「freeeとの連携」「使う決済サービスの選択」「チャージ処理の理解」で効率化できます。とくに、スマートICOCAのように連携可能なサービスをうまく活用すれば、日々の記帳業務がぐっと楽になります。

不明な点や、freeeの設定に関してお困りの方は、お気軽に当事務所までご相談ください!

【西宮の税理士が解説】eBay⇒Payoneer⇒出金の流れを記帳

2025-04-09

越境ECを展開する事業者にとって、eBayでの売上→Payoneerへの入金→国内銀行への出金という流れは日常的な資金移動です。しかし、この商流の記帳処理は意外と複雑。今回はこの処理のポイントを、ご紹介します。

① 商流を整理する

まずは資金の流れを把握しましょう。

【売上発生】
 eBayでの販売 → 売掛金(eBay)計上

売上計上についてはこちらのブログを参照ください。

【入金処理】
 eBayからPayoneerへ送金(Payout)
 → Payoneerに着金
 → Payoneerから国内銀行へ送金

今回は入金の流れの記帳方法を解説します。

② 記帳のポイント

1)eBay ⇒ Payoneer

集計項目:

  • 1:eBayの出金額
    eBayのFinance Statementの「Payout(支払総額)」を月ごとに集計して登録します(月末レートで換算)
  • 2:Payoneerの手数料
    1(eBayの出金額)と3(Payoneerの入金額)との差額
  • 3:Payoneerの入金額
    Payoneer transaction reportの「Payment from eBay」の金額を月ごとに集計(月末レートで換算)

記帳:

 前提)1:eBayの出金額 100
    2:Payoneerの手数料 10
    3:Payoneerの入金額 90

売掛金が100減少し、Payoneer口座に90入金、手数料10が費用計上されます。

  Payoneer 90  / 売掛金(eBAY) 100
  支払手数料 10

  • freeeで記帳する場合は、「Payoneer」という口座を作っておき、売掛金(eBAY)の入金取引として登録します。

2)Payoneer ⇒ 国内銀行

Payoneerから国内銀行へ資金が移動した際には、銀行側の明細を基に入金処理を行います。

  • freeeに連携される明細(またはCSV等で取り込み)から、Payoneerからの振込を「Payoneer口座からの口座振替」として記帳します。

3)月次残高の確認

すべての記帳が完了したら、以下の点を確認しましょう。

  • 貸借対照表の「Payoneer」口座の残高が、Payoneerのclosing fundsと一致しているか
  • 売掛金(eBay)の残高が、eBay上の未収金額(closing funds)と一致しているか

これにより、記帳の正確性と資金の整合性を担保することができます。

まとめ

eBayでの売上をPayoneer経由で受け取り、国内銀行に送金する一連の商流は、以下のステップで対応します。

  1. eBay Payoutを記帳
  2. Payoneer手数料を計上
  3. Payoneer入金を記帳
  4. 国内銀行への着金を記帳
  5. 月次残高でチェック

正確な記帳は、資金管理と税務上の信頼性にも直結します。freeeを活用して、効率的な処理を心がけましょう。

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【西宮の税理士が解説】eBAYに2025年新レポート登場!売上と手数料の記帳法を解説!

2025-04-08

【税理士が解説】eBayの売上・手数料の記帳方法【freee対応】

eBayを使って海外販売をしている事業者の方から、「記帳はどうしたらいい?」という相談をよくいただきます。
特にfreeeなどのクラウド会計ソフトを使っている場合、どのデータをどのように使えばいいのか悩む方も多いようです。

そこで今回は、売上と手数料をfreeeで正しく記帳する方法を解説します。

①売上の記帳:Transaction Reportを使う

eBayの売上は、「Transaction Report」のCSVファイルを使います。
このレポートの AI列「Gross transaction amount」 に、売上金額(送料含む)が記載されています。

抽出する行に注意!

すべての取引が対象になるわけではなく、B列「type」が「Order」「Refund」になっている行だけを抽出してください。フィルタリングしてから売上金額を集計してださい。

このようにして、月別に集計し、freeeに売上を登録していきます。

②手数料の記帳:Tax Invoice を使

手数料に関しては、「Tax Invoice」の合計額をfreeeに転記します。これも月別に集計します。

注意点として、Transaction Reportでは、手数料などすべての費用が正確に拾えないため、手数料の記帳には使えません。

Invoice Taxの明細を確認し、月ごとの合計を「支払手数料」などの科目でfreeeに入力しましょう。

他のレポートを使うと一部手数料の集計が漏れてしまうので、必ずTax Invoiceで集計!

・Transaction Report
 Ad(広告費)やStore fee(基本料金)が含まれていません。
  ※なお、この2つの費用は「Financial statement」のOther feeに集計されています。
・Order_earnings(2025年3月からの新しいレポート)
 こちらはAd 広告費は含まれていますが、Store fee(基本料金)が含まれていません

補足:freeeに取り込むときのコツ

  • 仕訳を登録する際は、摘要欄に「eBay売上(○月分)」などと記載しておくと、後から確認しやすくなります。
  • 為替レートの変動がある場合は、売上・手数料ともに月末のレートの金額で換算して記帳するのが実務的です。

eBayの記帳は慣れるまでは少しややこしいですが、ルールを決めておけば効率的に対応できます。
ご不明点があれば、税理士に相談するのも一つの方法です。

なお、Payoneerへの出金の記帳方法についてはこちらのブログで詳しく解説しています。

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【西宮/女性税理士が解説】freeeのメニュー画面が急に変わった!おすすめの表示機能を紹介

2025-03-31

3月にfreeeのメニュー画面が変更されましたね。
「せっかく前の画面に慣れたのに…」という方もいるかもしれませんが、古いメニュー画面には戻れませんので、慣れていきましょう。

新しく使い始める人も、以前のメニュー画面に慣れている人も、メニュー画面の機能をご紹介します。

よく使うメニューは、一番目立つところへ!ショートカットを活用

ショートカット集にいれておくおすすめは、以下の4つです。
記帳や収支の確認のために大切な機能・帳票ですので、ショートカットに登録しておきましょう。

  • 「請求・入金」⇒「請求書」
  • 「会計帳簿」⇒「月次推移(損益計算書)」
  • 「取引登録」⇒「収入・支出形式(取引の一覧・登録)」
  • 「給与計算」⇒「給与計算」

ちなみに、ショートカットは「ホームの並べ替え」⇒「業務カテゴリ」で一番上に表示できますよ!

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