【西宮の税理士が解説】eBAYに2025年新レポート登場!売上と手数料の記帳法を解説!

【税理士が解説】eBayの売上・手数料の記帳方法【freee対応】

eBayを使って海外販売をしている事業者の方から、「記帳はどうしたらいい?」という相談をよくいただきます。
特にfreeeなどのクラウド会計ソフトを使っている場合、どのデータをどのように使えばいいのか悩む方も多いようです。

そこで今回は、売上と手数料をfreeeで正しく記帳する方法を解説します。

①売上の記帳:Transaction Reportを使う

eBayの売上は、「Transaction Report」のCSVファイルを使います。
このレポートの AI列「Gross transaction amount」 に、売上金額(送料含む)が記載されています。

抽出する行に注意!

すべての取引が対象になるわけではなく、B列「type」が「Order」「Refund」になっている行だけを抽出してください。フィルタリングしてから売上金額を集計してださい。

このようにして、月別に集計し、freeeに売上を登録していきます。

②手数料の記帳:Tax Invoice を使

手数料に関しては、「Tax Invoice」の合計額をfreeeに転記します。これも月別に集計します。

注意点として、Transaction Reportでは、手数料などすべての費用が正確に拾えないため、手数料の記帳には使えません。

Invoice Taxの明細を確認し、月ごとの合計を「支払手数料」などの科目でfreeeに入力しましょう。

他のレポートを使うと一部手数料の集計が漏れてしまうので、必ずTax Invoiceで集計!

・Transaction Report
 Ad(広告費)やStore fee(基本料金)が含まれていません。
  ※なお、この2つの費用は「Financial statement」のOther feeに集計されています。
・Order_earnings(2025年3月からの新しいレポート)
 こちらはAd 広告費は含まれていますが、Store fee(基本料金)が含まれていません

補足:freeeに取り込むときのコツ

  • 仕訳を登録する際は、摘要欄に「eBay売上(○月分)」などと記載しておくと、後から確認しやすくなります。
  • 為替レートの変動がある場合は、売上・手数料ともに月末のレートの金額で換算して記帳するのが実務的です。

eBayの記帳は慣れるまでは少しややこしいですが、ルールを決めておけば効率的に対応できます。
ご不明点があれば、税理士に相談するのも一つの方法です。

なお、Payoneerへの出金の記帳方法についてはこちらのブログで詳しく解説しています。

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